単一で植えられていて、その地域の象徴になっているような桜は、一本桜と呼ばれている。
全国には様々な一本桜があり、特に有名なのは三春滝桜(福島県三春町)、岩手県雫石町にある小岩井農場の一本桜などがある。
自分もそういう桜の木を見てみたいと思い立った。
そこで、全国にある一本桜の情報をネットで調べたところ、なんと近場である千葉県印西市にもあったのだ。
その名も“吉高の大桜”。
先日、小湊鉄道でお花見をしてきたばかりだが、今度はこの吉高の大桜を見に行くことにした。
吉高の大桜とは
千葉県印西市にある吉高の大桜は、樹齢300年を超えるヤマザクラで、市の天然記念物に指定されている。
例年、満開の姿を見られるのは数日ほどで、すぐに見頃を過ぎて葉桜になってしまうとのこと。
印西市のHPにアップされていた開花の進捗状況を確認。
満開に合わせて行ってきた。
アクセス
吉高の大桜は駅からかなり離れた場所にある。
公共交通機関での行き方は以下の2つだ。
行き方①
北総線・印旛日本医大駅から、千葉レインボーバス(京成線・酒々井駅行き)に乗車。
バス停「印旛郵便局」で下車し、徒歩で約30分。
行き方②
JR成田線・小林駅から、なの花交通バス(京成線・佐倉駅行き)に乗車。
バス停「教習所前」で下車し、徒歩で約15分。
今回は行き方②で向かった。
※自家用車で行くことも可能だが、満開の時期には道路が大渋滞となるため、印西市のHPでは公共交通機関を利用してほしいと呼びかけている。
一本桜とご対面
なの花交通バス「教習所前」で下車。
畑が広がる長閑な雰囲気の細い道を歩き、吉高の大桜へ向かう。
ピンク色の小山のような姿が見えてきた。
ついにやって来た、吉高の大桜。
高さは約10m、幹の根元は周囲約7mもあるとのこと。
青空を背景にして、足元の菜の花を抱くように大きく枝を広げるその姿。
とても迫力があり、素晴らしい。
この日は4/9だったが、印西市が後で発表した今年の満開期間は4/8〜4/10。
正に最高のタイミングだった。
一本桜の迫力に圧倒されるが、周囲には他にもきれいな花を咲かせている木がちらほらあった。
帰り際に振り返り、チューリップ越しに見る。
まとめ
“一本桜” という響きに惹かれ、見に行ける場所にないか調べたところ、思いもかけず気軽に行ける場所にあった。
ソメイヨシノの桜並木も好きだけれど、大きな桜が単独で力強く生えているのも見応えがあっていい。
来年もまた、別の一本桜に逢いに行きたいと思い、今から楽しみだ。